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・ 哲学の勧め―いかに生きるか― (本論)

  

   退職を機に,これまで勉強したこと,講義してきたことの総括と,この時点での,私の哲学的見解をまとめました。

   2011年12月 刊 私家版 (350ページ)

     

   「本論」目次

 

プロローグ 
第1章 哲学への入り口

第2章 私たちの生活している世界
(1) 事物の世界

(2) 自我の世界

(3) 言葉の世界

第3章 古典的世界理解 ― 根拠づけられた分明な世界 ―
(1) 普遍の問題 ― 普遍主義的世界理解 ―
(2) 意識の世界 ― 認識論的世界理解 ― 
(3) 自覚の世界 ― 超越論的世界理解 ― 
(4) 言語論的転回 ― 言語論的世界理解 ― 
第4章 世界理解の2 つのパラダイム
(1) 言葉と論理―論理とは何か― 
(2) 古典論理ともう一つの論理 
(3) 「個体,集合,実在」としての世界と
        「開かれた全体」としての世界

第5章 もう一つの世界理解 ― 無根拠,不分明な世界 ― 
(1) ニーチェ
(2) ウィトゲンシュタイン

(3) ポパー

(4) 空観と唯識

(5) 一般意味論,オートポイエーシス

(6) まとめ
第6章 いかに生きるか
(1) 生きることと自我

(2) 古典的自我観

  1) 普遍主義的自我観

  2) 近代的自我観
    i. 近代的自我の特質
    ii. 近代的自我の挫折
  3) 共同体主義的自我観

(3) もう一つの自我観 ―開かれた全体における自我―
  1) もう一つの自我の特性 
  2) もう一つの自我の展開

エピローグ 

                      

 

・哲学の勧め-いかに生きるかー 補遺

 

 上記,本論に入れきれなかった内容。「論理学概説」などを含みます。(170ページ)


 「補遺」目次

  1. 科学とは何か
  2. 心についての諸問題 
  3. 論理学概説
     第1 部 命題論理 
     第2 部 述語論理
  4. 土のこやし

                     

 

  

 大学卒業後,定年退職までに,商売柄,学術論文の形式のものをいくつか書きました。

 内容的に浅薄なものもありますが,私にとっては,思索の過程を示すものです。

 一般的ではないけれども,記録として残しておきました。

         

 

 

題名

 

掲載元

 

年次

1

外延主義の立場

東京教育大学哲学会

「哲学論叢」第26

1974.10.

2

言語ゲーム説とアポステリオリズム

東京教育大学哲学研究会

「哲学論集」Ⅱ

1977.4

3

ウィットゲンシュタインの「哲学」

日本大学松戸歯学部

「一般教育紀要」第5

1979.

4

真理と仮設

国際商科大学

「論叢(商学部編)」第20

1979.9.

5

『正法眼蔵』の論理

日本大学松戸歯学部

「一般教育紀要」第7

1981.

6

論理,矛盾,弁証法

国際商科大学

「論叢(商学部編)」第31

1984.10.

7

『中論』の論理

国際商科大学

「論叢(商学部編)」第32

1985.9.

8

「規約」の問題

―後期ウィトゲンシュタインを中心に―

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第34

1986.9.

9

信仰のパラドックス 

―親鸞にしたがって―

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第35

1987.3.

10

続・信仰のパラドックス

 ―キルケゴールにしたがって―

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第37

1988.3.

11

宗教的思惟とウィトゲンシュタイン

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第44

1991.9.

12

R.ローティ,本学思想批判,アポステリオリズム

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第49

1994.3.

13

親鸞「即得往生」の構造

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第54

1996.9.

14

宗教的思惟とは何か

 ―ひとつのスケッチ―

『岩本泰波先生記念論集』(広大会出版)所収

2001.2.

15

閉じた世界と開かれた世界

 ―哲学の根本問題―

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第64

2001.9.

16

哲学の転回

―無根拠・不分明の世界―  前編

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第70

2004.9.

17

哲学の転回

―無根拠・不分明の世界―  後編

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第71

2005.3.

18

もう一つの論理

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第73

2006.3.

19

空観と慈悲

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第64

2007.3.

20

近代的自我の挫折

―自我と社会―

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第79

2009.3.

21

もう一つの自我観

 ―近代的自我に抗して―

東京国際大学

「論叢(商学部編)」第80

2009.9.

 

 

 

 

22

哲学における言語主義の立場

卒業論文

(東京教育大学文学部)

 

23

禅における公案の研究

―意味論的視点から―

修士論文

(東京大学人文科学研究科)

 

 

 

 

 

 


 

 ・ 随想,他

 

 多くはありませんが,外から求められて書いた,随想的な文章です。こちらは,一般的  に,それなりに啓発的かも知れません。題名を見て,興味あればお読みください。

 

  1. 自己をならうー『正法眼蔵随聞記』の勧めー
  2. 哲学への勧め,あるいは,非勧め
  3. 心についての六章
  4. 自然法爾と即得往生ー親鸞思想の根本―
  5. 入学式祝辞
 6.土のこやし

 

 

 

 

 

1

哲学への勧め,あるいは非勧め

昭和経済研究所(国際商科大学) 「国際経済人No.55.

1987.4

2

自己をならう―『正法眼蔵随聞記』の勧め―

昭和経済研究所(国際商科大学) 「国際経済人No.57.

1987.11

3

随想「心についての6章」

日本障碍者雇用促進協会

「働く広場」No.73~No.78

1989.7.1990.3.

4

自然法爾と即得往生

―親鸞思想の根本―

国際交流研究所(東京国際大学)「RIFS通信」No.37

2008.4.

5

入学式祝辞

 

東京国際大学 2009年入学式

2009.4.3.

 

 6  土のこやし 

      1990ごろからの授業中の講話(『哲学の勧めー補遺』に集録のもの)